デュアルモニター最高!…だけど後悔する人もいるって本当?メリット・デメリットと向いている人をご紹介
デュアルモニター遍歴
私は、ブログ執筆、ネットサーフィン、動画視聴、プログラミング、動画編集、資料作成、論文や書籍の読書…と、毎日PCが欠かせない生活を何年も続けています。
そして、この数年の間に何度も引っ越しや部屋の模様替えを繰り返してきました。そのたびに、PC作業環境も「デュアルモニター→シングルディスプレイ→デュアルモニター→またシングル…」と、まるで迷走するように変化してきました。
そして、ようやくたどり着いた結論。それは… やっぱりデュアルモニターが最高!
2台以上のモニターを使うデュアルモニター。複数のウィンドウを同時に表示できるため、マルチタスクや資料の参照など、PC作業の効率を大幅に向上させてくれます。一度その便利さを味わうと、もうシングルディスプレイには戻れない!という人も多いのではないでしょうか。
私自身、デュアルモニターにしたことで、作業効率が格段にアップしました。例えば、ブログを書く時は、片方のモニターで資料や参考文献を開きながら、もう片方のモニターで文章を執筆できます。また、動画編集では、タイムラインとプレビュー画面を別々のモニターに表示することで、編集作業がスムーズに進みます。
しかし、一方で「デュアルモニターにしたけどやめた」「後悔している」という声も耳にします。モニターは決して安い買い物ではないので、導入するかどうかは慎重に検討したいですよね。
そこで今回は、デュアルモニターのメリット・デメリットに加え、実際に私が感じた生の声も交えてご紹介します。さらに、デュアルモニターが向いている人・向いていない人についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
デュアルモニターのメリットは?
デュアルモニター、まだ試したことがない方に、まず最初に、デュアルモニターメリットを挙げると、
たくさんの情報を一度に見れる:
例えば、レポートを作成するとき、片方の画面でWordを開き、もう片方の画面で参考文献のウェブサイトやPDFファイルを表示できます。「資料を見ながら文章を書く」のは、とてもスムーズで作業がはかどります。
つまりデュアルモニターの最大メリットは、画面の切り換えが不要なことです。
「たったそれだけ?」と思う人もいるかもしれませんが、実は非常に大きなメリットになります。
シングルモニターで2つのアプリを使う場合、1つだけ表示して必要に応じて入れ替え、あるいはモニターを分割するのが一般的。
マウスやカーソルを動かして画面を入れ替えるのは1回につきたった数秒ですが、1日100回行えば300秒、塵も積もれば山となるです。この画面を入れ替える作業は集中力を切らせます。
また、分割画面では端が表示されなかったり、動かすウィンドウを間違えたりなどストレスを感じることも…。
デュアルモニターであれば切り替えの必要がなく、どちらのウィンドウも端まできっちり表示できます。複数のウィンドウを広げての作業が多い人にとっては、作業時間もストレスも大きく軽減できるでしょう。
マルチタスクがはかどる:
片方の画面でメールを確認しながら、もう片方の画面でプレゼンテーション資料を作成する、なんてことも可能です。アプリを切り替える手間が省けるので、作業効率がグーンとアップします。
動画編集やプログラミングが快適に:
動画編集なら、タイムラインとプレビュー画面を別々のモニターに表示でき、作業がはかどります。プログラミングでも、コードエディタとデバッグ画面、ブラウザなどを同時に表示でき、効率的に作業を進められます。
資料作成やデータ分析がはかどる:
デュアルモニターなら、ExcelやPowerPointなどの資料作成ソフトと、参考資料となるWebサイトやPDFファイルを同時に表示できます。画面を切り替える手間が省けるので、作業効率が大幅に向上します。
データ分析でも、複数のグラフや表を並べて比較したり、分析ツールと結果を同時に表示したりすることで、より深い洞察を得やすくなります。
オンライン会議やプレゼンテーションがスムーズに:
オンライン会議では、資料を共有しながら、参加者の顔やチャット欄を確認できます。プレゼンテーションでも、発表資料と発表者ノートを別々の画面に表示できるので、スムーズな進行が可能になります。
画面共有機能を使えば、参加者全員に同じ画面を見せることができ、コミュニケーションも円滑になります。
エンターテイメント体験が向上する:
動画を見ながらSNSをチェックしたり、ゲームをしながら攻略サイトを参照したりと、エンターテイメントの楽しみ方が広がります。大画面で映画やドラマを楽しむ一方で、もう片方の画面で友人とチャットする、なんてことも可能です。
このように、デュアルモニターは、仕事や作業だけでなく、プライベートな時間でも活躍できるてとても便利です。デュアルモニターは、あなたのPC作業を劇的に変える可能性を秘めています。ぜひ一度、その便利さを体験してみてください。きっと、手放せなくなるはずです!
デュアルモニターのデメリットとその解決策は?
デュアルモニターのデメリットとして挙げられる一般的なもとしては、以下があります。
デスクが狭くなる:
デュアルモニターのデメリットは、デスクが狭くなることです。
当然ですが、複数台のモニターを設置するため、当然スペースが必要です。横幅や奥行きの小さいデスクでは圧迫感があったり、キーボードを置く場所が狭くなったりする可能性も。十分なスペースがなければ、デュアルモニターにしたせいでデスクが狭すぎて逆に作業がしにくく…。
デュアルモニターにするなら奥行きが80cm以上もしくは、横幅が120cm程度あるデスクが望ましいでしょう。
小さいデスクは画面が近くなるため目・首の疲労が起こる可能性や、作業スペースが足らない恐れがあるので注意が必要です。
しかし、工夫次第で「デスクが狭くなる」問題は解決できます。
解決策① モニターアームの活用:
モニターアームを使えば、モニターを宙に浮かせた状態で設置できるため、デスク上のスペースを有効活用できます。アームの種類によっては、モニターの位置や角度を自由に調整できるため、最適な viewing angle を見つけ、 ergonomic な作業環境を構築できます。
解決策② 小型・薄型モニターの選択:
最近では、ベゼル(画面の枠)が狭く、薄型のモニターが多く販売されています。これらのモニターを選ぶことで、2台並べても圧迫感が少なく、デスク上のスペースを広く保てます。
解決策③ 縦置き配置の検討:
実は机の狭さ問題で画期的な解決方法がモニターの縦置きです。縦置きに慣れるとプログラミングや文書作成など、縦長の情報を扱うことが多い場合は、片方のモニターを縦向きに配置することで作業効率が格段にアップします。縦置きにすることで、一度に表示できる情報量が増え、スクロールの手間が減るというメリットもあります。
解決策④ 壁掛け設置:
壁掛けに対応したモニターであれば、壁に設置することで、デスク上のスペースを最大限に確保できます。配線もスッキリとまとめられるため、見た目が美しいだけでなく、掃除もしやすくなります。
これらの解決策を参考に、ぜひデュアルモニターの導入を検討してみてください。デスクのスペースを有効活用し、快適な作業環境を実現できるはずです。
配線が増えて見た目がよくない
デュアルモニターは配線がゴチャゴチャするのもデメリット。モニターのための電源やPCとのケーブルなど、配線がシングルディスプレイの倍、必要になります。
当然、配線を通す空間や電源確保のためのコンセントも必要に。モニター裏の配線がごちゃつくと掃除がかなり面倒くさいです…。
「配線がゴチャゴチャする」問題については、工夫次第でスッキリと解決できます。
解決策① ケーブルボックスの活用:
ケーブルボックスは、電源タップや余分なケーブルをまとめて収納できる便利なアイテムです。デスクの上や下に設置することで、配線を目隠しし、スッキリとした印象を与えることができます。
解決策② USB給電やデイジーチェーンの利用:
USB Type-Cポートを搭載したモニターとノートパソコンを使用すると、映像出力とノートパソコンへの給電をケーブル1本で行えます。これにより、電源ケーブルと映像ケーブルの2本を接続する必要がなくなり、配線がシンプルになります。
モニターによっては、USB Type-Cポートから周辺機器への給電も可能な場合があります。これにより、USBハブなどを介さずに、マウスやキーボードなどを直接モニターに接続できるため、さらに配線を減らすことができます。
一部のモニターは、デイジーチェーン接続に対応しています。これは、1台のPCから複数のモニターへ数珠つなぎに映像信号を伝送する機能です。これにより、PCから各モニターへ個別にケーブルを接続する必要がなくなり、配線がスッキリします。
※ デイジーチェーン接続には、DisplayPortまたはUSB Type-Cに対応したモニターとケーブルが必要です。
解決策③ ワイヤレス接続の検討:
最近では、ワイヤレスで映像を伝送できるモニターも増えてきました。ワイヤレス接続なら、ケーブルが不要になるため、デスク周りがスッキリとします。
解決策④ 電源タップの選び方:
電源タップを選ぶ際は、コンセントの向きや間隔に注意しましょう。L字型プラグやスイングプラグなど、省スペースなプラグを採用した電源タップを選ぶことで、配線をコンパクトにまとめることができます。
目・首が疲れる
デュアルモニターのデメリットとして「目や首が疲れる」という意見も挙げられます。
2台のモニターを使うと動かす範囲が大きく、目線を頻繁に動かす作業では、身体への負担はさらに大きくなっちゃいます。
また、色彩や明暗が異なる種類のモニターや大型のモニターを2台使うと疲れが増しやすくなります。
しかし、これは正しい設定と使い方、そして適切な周辺機器の活用で軽減・解消できます。
解決策① モニターの高さ・角度調整:
モニターの高さを適切に調整することで、目線と画面の上端が一致する状態にしましょう。これにより、首を不自然に曲げずに済むため、首への負担を軽減できます。
モニターアームやスタンドを活用すれば、簡単に高さや角度を調整できます。
解決策② 適切な距離の確保:
モニターと目の間の距離は、一般的に50cm~70cmが適切とされています。近すぎると目に負担がかかり、遠すぎると画面が見えづらくなります。
デュアルモニターの場合、2つのモニターの中央に顔を向け、両方のモニターが無理なく見れる距離を確保しましょう。
解決策③ 適切な明るさ・コントラスト設定:
周囲の明るさに合わせて、モニターの明るさやコントラストを調整しましょう。明るすぎる画面は目を疲れさせ、暗すぎる画面は見えづらく、目に負担をかけます。
解決策④ 定期的な休憩:
長時間画面を見続けることは、目や首に大きな負担をかけます。1時間に1回程度、5~10分の休憩を取り、遠くを見て目を休ませたり、軽いストレッチで体を動かしたりしましょう。
解決策⑤ その他:
高解像度モニターは、文字や画像をより鮮明に表示できるため、目に優しく、疲れにくくなります。
モニターのちらつきを抑えるフリッカーフリー機能も、目の負担を軽減するのに役立ちます。
集中力を乱しやすい
複数のウィンドウを開くことで別の作業が気になり、結局どの作業も中途半場に…。確かに、複数の画面に情報が分散することで、気が散ってしまう可能性はあります。しかし、これはデュアルモニターの特性というより、使い方の問題と言えるでしょう。適切な設定と工夫で、集中力を維持・向上させることも可能です。
解決策① 作業内容に応じた画面分割:
集中したい作業に関係のないウィンドウやアプリケーションは、片方の画面にまとめて表示するか、最小化して視界に入らないようにしましょう。集中したい作業に関連する情報のみを、もう片方の画面に大きく表示することで、視覚的なノイズを減らし、集中力を高めることができます。
解決策② ウィンドウ管理ツールの活用:
Windowsの「スナップアシスト」やmacOSの「Mission Control」など、OSに標準搭載されているウィンドウ管理ツールを活用することで、複数のウィンドウを効率的に配置・整理できます。
解決策③ バックグラウンドをシンプルにする:
壁紙やデスクトップアイコンなどをシンプルにすることで、視覚的な情報を減らし、集中しやすくすることができます。特に、作業中の画面の背景は、単色やシンプルな柄を選ぶのがおすすめです。
解決策④ 休憩を挟む:
長時間集中し続けることは困難です。適度に休憩を挟むことで、集中力を回復させ、生産性を維持することができます。
集中力は個人差があります。デュアルモニターに慣れるまでには、ある程度の時間と工夫が必要かもしれません。
【結論】デュアルモニターはどんな人におすすめ?
デュアルモニターは、以下のような方々に特におすすめです。
- マルチタスクをこなすことが多い方:Webデザイナー、プログラマー、データ分析やプレゼン資料作成が必要な方
- 情報収集や分析を頻繁に行う方:研究者や学生:、アナリスト、マーケター
- クリエイティブな作業をする方:動画編集者、イラストレーターやデザイナー、音楽制作
- オンライン会議やプレゼンテーションを頻繁に行う方:営業担当者、講師や教師
- PCでの作業時間を長く過ごす方:在宅ワーカー、ゲーマー
- その他:複数のアプリケーションを同時に開いて作業することが多い、資料やWebサイトを頻繁に参照する、画面の広さを重視する方等
スペースが確保できるならデュアルモニターの導入を検討して下さい。もしスペース的に厳しいのであれば大きめのモニターに変えるという方法を検討してみましょう。
まとめ
今回はデュアルモニターのデメリットや後悔するポイントについてまとめました。これらの例はあくまで一部です。デュアルモニターは、様々な用途で活用できるため、上記以外にも多くの方にとってメリットがあるでしょう。ぜひ、あなたのライフスタイルや仕事内容に合わせて、デュアルモニターの導入を検討してみてください。
今回の記事を参考にしてあなたの作業内容やPC環境を考えながら、ストレスなく作業できる空間を作ってくださいね!